こんにちは、江波戸浩之です。
山菜採りは私たちの先祖が長い間続けてきた伝統的な活動であり、現代の私たちにも多くの学びと楽しさを提供してくれます。今回は、私が実際に体験した山菜採りの一日を紹介しながら、その魅力と自然との触れ合いについてお話しします。
私が山菜採りに出かけたのは、春の晴れた日でした。横浜市から少し離れた山奥に入り、友人たちと共に森の中を歩きました。朝早く出発し、まだ空気がひんやりとした中で、鳥のさえずりや風の音を聞きながら歩く時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる貴重なひとときでした。
山菜を見つけるのは、まるで宝探しのような感覚です。最初に見つけたのは、タラの芽でした。春の山菜の代表格で、その新芽は天ぷらにすると絶品です。タラの木の若い芽を慎重に摘み取り、その場で少し味見をすると、ほんのりとした苦みと独特の香りが口の中に広がりました。
次に見つけたのは、こごみ(ゼンマイ)です。独特の形をしており、見つけるとすぐに分かります。このゼンマイも、茹でてお浸しにしたり、炒め物にしたりして楽しむことができます。さらに、山菜採りの途中で美味しい野草を見つけることもあり、その場で食べてみるのも楽しみの一つです。
山菜採りはただの食材収集ではなく、自然との対話です。どこにどの植物が生えているのか、どうすれば自然を傷つけずに採取できるのかを学ぶことで、私たちは自然に対する理解を深めることができます。例えば、タラの芽を採取する際には、木が成長を続けられるように一部だけを採ることが大切です。このような知識は、自然を守りながら楽しむために非常に重要です。
また、山菜採りを通じて仲間との絆も深まります。一緒に歩き、見つけた山菜を分かち合い、料理を楽しむことで、共通の体験を共有することができます。このような時間は、私にとって非常に貴重なものです。